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【ニュースリリース】7月18日付の日経産業新聞に米国のSatsuma Pharmaceuticals, Inc.に関する記事が掲載されました。

2019年7月18日付の日経産業新聞にて、Satsuma Pharmaceuticals, Inc.(以下「Satsuma」社、カリフォルニア州)に関する記事が掲載されました。
Satsuma社は当社トランスレーショナルリサーチ(TR)事業の一環として、当社独自の経鼻技術を応用した経鼻片頭痛薬(経鼻ジヒドロエルゴタミン「以下、経鼻DHE」、開発コード:STS101)1)を開発するために2016年に米国に設立された企業です。

記事には、Satsuma社における経鼻DHEの臨床試験開発状況や、当社の経鼻投与基盤技術に関する紹介がされております。

当社は、今後も経鼻投与基盤技術の研究開発を通じて、新たな医薬品の創出に貢献して参ります。

1)経鼻片頭痛薬
米国における偏頭痛患者は3,700万人以上にも達しており、その市場規模は2017年の時点で約1,800億円にも及ぶと報告されています。本疾患は20~40歳代の比較的若い就労年齢層に多いことが特徴で、日常生活の中で不安の種となる頭痛に速効する薬剤の開発が強く望まれております。Satsuma社の開発化合物であるDHEは、第一選択薬であるトリプタン製剤が効かない患者にも有効ですが、市販のDHE点鼻剤(水溶液)は吸収が遅いために、効果発現までに30分ほどかかり、また薬剤吸収がバラつき易く確実な臨床効果が得られにくいという課題があります。Satsuma社のSTS101は、その臨床第1相試験において、速やかで安定した高い吸収が確認されたことから、市場ニーズへの合致が大きく期待されています。


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