試験の種類
医薬品毒性試験法ガイドラインに準拠した単回、反復投与毒性試験をはじめ、スクリーニング毒性試験、薬効試験、薬物動態試験(採血および採尿し試験委託者に送付も)も実施しております。
霊長類でも成熟動物を用いる試験(生殖器系への影響、性周期に合せた投与、ホルモンレベルへの影響、精液検査など)が実施できます。
各種動物で幼若動物を用いる試験が実施できます。
長期飼育契約後、同一動物を用いてスクリーニング試験を繰り返し実施することも可能です。
群飼育、ペア飼育での試験実施も可能です(群飼育はイヌ、霊長類、齧歯類;ペア飼育は霊長類、齧歯類)。
剖検から最終報告書草案提出までの期間 (例)
反復投与試験: 2ヵ月間 (4週間反復投与+4週間休薬期間、病理組織学的検査含む)
お急ぎの場合は御相談ください。
投与経路
各種動物への経口、皮下、皮内、経皮、静脈内、筋肉内投与が可能です。
経口投与では、カプセル投与も可能です。
その他、以下の投与経路の試験が可能です。
(下記以外でも対応いたします。御相談ください。)
- 腹腔内投与
- 鼻粘膜/鼻腔内/気管内投与
特殊な投与器具を用いて、粉末を直接鼻腔粘膜に噴霧することが出来ます。 - 門脈内投与
- 胃、腸管内投与
- 腟内坐剤投与
- 膀胱内注入保持投与
- 直腸内坐剤投与
- 口腔内投与
- 点眼投与
- 眼内投与(前房内、硝子体内)
- 点耳投与
- 関節腔内投与
- 骨内埋植
- 皮下埋植
- 腹腔内埋植
- 脳室内投与
- 脳実質内投与
- 脊髄くも膜下腔内投与
- 硬膜外投与
- 椎間板内投与
静脈内への持続投与
保定器を用い、インフュージョンポンプによる静脈内持続投与が可能です。
反復投与が可能です。大動物では、投与中に心電図、体温などの諸検査、採血が可能です。
カテーテル留置手術を施し、24時間持続投与が可能です。長期間の維持も可能です。
採血 、採材
静脈血のほか、動脈血も採取可能です。
投与直後から数分間隔での採血が可能です。
霊長類では、専用の保定器によりストレスを軽減できます。
その他、留置カテーテルにより門脈からの採血、リンパ液、脳脊髄液(CSF)の採取も可能です。
*:実験動物保定器については、本ページ「保定器」の項をご参照ください。
眼科学的検査
ガイドラインに従った一般検査として、対光反射検査、検眼鏡検査(細隙灯顕微鏡、倒像検眼鏡)による前眼部、中間透光体、眼底の検査を実施しております。その他、以下の検査が可能です。
- フルオレセイン染色によるスリットランプ検査
- 蛍光眼底造影検査
- ERG検査(c波の測定も可能)
ISCEV(International Society for Clinical Electrophysiology of Vision)およびECVO(European College of Veterinary Ophthalmologists)のプロトコールに準じた検査が可能です。- 眼圧測定
霊長類の覚醒下での測定が可能です。- シルマーテスト(涙液の水分量測定)
- 角膜厚測定
- スペキュラーマイクロスコープ検査(角膜内皮細胞検査)
- 光干渉断層計検査(OCT)
心電図検査、他(バイタルサイン)
ホルター心電図検査(体外ジャケット式テレメトリーシステム、JETシステム)が実施可能です(霊長類、イヌ)。 体温測定、血圧測定、パルスオキシメトリーが実施可能です(霊長類でも覚醒下での実施が可能)。 心機能測定(エコー法、麻酔下:カニクイザル、イヌ)臨床検査(尿および血液検査、ホルモン、バイオマーカー)
反復毒性試験のガイドラインに記載された検査項目以外にも多数の項目に対応しています。保定器
霊長類専用の保定器により無麻酔下での各作業(投与、体重測定、採血、心電図など)において、ストレスを軽減できます。 実験動物保定器は日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、カナダ、フィリピンで特許を取得しております。 保定器のリース契約も可能です。 - ERG検査(c波の測定も可能)